こんにちは!赤羽です。
レンタルサロンsimple(三鷹・阿佐ヶ谷)と上井草すまいる鍼灸整骨院を運営している鍼灸師・柔整師です。
このブログは治療家(鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師等)が成功するための情報を発信しています。
私が10年前に独立した時に「知っておきたかった!」「知らなくて損した・・・」という情報を包み隠さず出しています。
専門用語は少なくなるべくわかりやすい様に説明していますので、ここでしっかり基礎知識を付けて一緒に成功に近づいていきましょう!
このブログを読んでいる皆さんは、目標に向けて頑張っている方だと思います。
私は頑張ってます!
こんなマイナーなブログを見つけるなんて、
あなたのやる気は本物です!!
あなたにはやる気があっても、あなたの周りに
でも俺には独立なんて無理
どうせ頑張ったってもう遅い
だって今は不景気だし
などと言って諦めてしまっている人はいませんか?
あなたにはやる気があるのに、
どうしてその人達は諦めているしまったのでしょう?
今回は人がどうして諦めてしまうのか?
その理由を解説していきます。
今回のブログはこんな人にオススメ!
- 目標に向かって頑張っている人
- 独立しようとしている人
- 周りのやる気のなさに困っている人
- 鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師・セラピスト
それでは早速いきましょう!
感染力の強い3D病
2020年から世界を襲った恐ろしいウイルスは感染力の強さ、そして特効薬が無いという事で世界中の大きな脅威となっています。
そして、これから説明する3D病もウイルス同様かそれ以上に感染力が強く、特効薬もありません。
しかもこの3D病になってしまっている人はずっと昔からいて、現在も増え続いています。
そんな怖い病気あったの?
みんなが気付かないうちに増えてしまいました。
あなたの周りにもきっといますよ。
3D病とは、何事もすぐに諦めてしまうという恐ろしい病気です。
諦めた人が良く口にする
「でも」
「どうせ」
「だって」
の頭文字をとったものです。
心理学の世界では学習性無力感と言います。
この3D病、学習性無力感はとにかく感染力が強く、特効薬がありません。
モチロンワクチンもありません。
感染力が強くて抵抗する術もない以上、感染するのを予防するには3D病の人にはなるべく近づかないようにするしかありません。
物理的に近づかないことが一番ですが、同じ職場にいる人が3D病だとなかなか離れられません。
そういう時は3D病の人の発言に巻き込まれないように、心にフィルターをかけておきましょう。
ウイルス感染予防するためにマスクや防護服を使うように、
心にフィルターをかけましょう。
あなたが感染していたら
もし今、あなたが3D病になってしまっていたとしたら、まずは自分が感染している事に気付くことが大切です。
そして、地道に「でも」「どうせ」「だって」の使い方を変えていきましょう。
「でも」「どうせ」「だって」という言葉自体が悪いのではありません。
問題なのは、その後につながる言葉です。
でも俺には独立なんて無理
どうせ頑張ったってもう遅い
だって今は不景気だし
などの様に、「でも」「どうせ」「だった」は否定的な言葉につながりやすく、いつの間にかそれを当たり前に使ってしまっているのが、
3D病の特徴です。
一方、その後につながる言葉が肯定的な言葉だった場合は、真逆の効果を発揮します。
例えば、
今は逆境だ。
でも自分は成功するぞ!
心配な事あるけど、
どうせ大したことはないだろう
難しい問題だけど大丈夫だろう、
だって僕はこれだけ本気なんだから
このように使えば、全く逆の効果になります。
「でも」「どうせ」「だって」は日常で使う言葉なので、どうしても口に出てしまう事があります。
もし出てしまったら、すぐにその後の言葉を肯定的な言葉・ポジティブな内容にしましょう。
言葉が変われば、心が変わる。
心が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
週間が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
言葉には運命を変える力があります。
プラスにもマイナスにも、協力に働きます。
学習性無力感
なぜ、3D病が蔓延してしまっているのでしょうか?
それを解き明かすキーワードは学習性無力感です。
学習性無力感とは
「頑張っても報われない経験を重ねるていと、自分を無力だと思い込んでしまう」
という心理状態の事を言います。
学習性無力感になってしまうと、
「自分にはできない」と思い込んでしまい、本来できるはずの事までできなくなってしまいます。
アメリカの心理学者マーティン・セリグマンという人が犬を使った実験を行い、この学習性無力感を発見・証明しました。
セリグマンの代表的な著書は「ポジティブ心理学の挑戦」です。
逃げ出さない犬
セリグマンが行った実験は
犬に電気ショックを与えるという実験でした。
かわいそうですね。
セリグマンは犬を2グループに分けて、それぞれに違う環境で電気ショックを与えました。
- グループAの犬は電気ショックが来たら、すぐ逃げられる環境
- グループBの犬は電気ショックがきても、逃げられない環境
それぞれの環境で犬に対して電気ショックを、何回も繰り返し与えていきます。
何回も繰り返したしばらく後に、第二の実験を行いました。
第二の実験も先程の実験と同様で犬に電気ショックを与える実験です。
先程と違う点は、
今度はA・Bどちらのグループの犬も、電気ショックがきたら逃げることができる環境にしたことです。
一応壁で囲まれていますが、犬が簡単に飛び越えられる位のとても低い壁でした。
ちょっとだけジャンプすれば、すぐ飛び越えられます。
先程の実験で電気ショックがから逃げることができると学んでいるグループAの犬は、電気ショックがきたらすぐ逃げだしました。
しかし、先程の実験で電気ショックから逃げられないことを学んでしまったグループBの犬は、
なんとそのまま電気ショックを受け続けたのです。
ちょっとだけ頑張れば電気ショックから逃げ出せるのに、
その場に立ち続けて耐えていたのです。
これはグループBの犬が電気ショックに対して、
自分は無力である
と学んでしまったのです。
人間も同じ
犬の実験と同様に人間にも実験で同じ結果が確認されています。
同じくらいの学力を持つ学生を集め、本人たちにはわからないように2グループに分けました。
この実験では、2回のテストを行います。
まず1回目のテストでは
片方(グループA)には、ちょっと頑張ればできる問題を
もう一方(グループB)には、どう頑張ってもできない(答えがない)問題を
それぞれに渡して、同じ教室で同時に行いました。
テストなので、自分以外の人の問題用紙は見ることはできません。
他の人がどんな問題を解いているかは、わからない状態です。
1回目のテスト終了時に、試験官が
問題が解けた人は手を挙げてください
と言うと、解ける問題に取り組んでいたグループAの人は手を上げられますが、答えのない問題に取り組んでいたグループBの人は手を上げることができません。
答えのない問題なんだから、できなくて当たり前なんですけどね。
しかし、答えのない問題を解いていたグループBの人は、
自分にはあんなに難しい問題だったのに、
みんなはできているのか・・・
と感じてしまい、自分が無力だと思い込んでしまいます。
そしてすぐに2回目のテストを行います。
2回目のテストは、先程と違い両グループ同じ問題を渡します。
今回はどちらのグループにも頑張ればできるレベルの問題になっています。
その結果、先程のテストで頑張ればできるという経験をしたグループAの多くの学生は正解することができました。
しかし、自分が無力だと思いこまされたグループBでは、多数の生徒が問題の途中で諦めてしまいました。
同じレベルの学生を集めているのに、明らかに成績に差が出てしまったのです。
集団的無力感
人間は学習能力が高いので、周りの環境から学習します。
周り環境に影響を受ける人間の心理をピア効果と言います。
詳しくはこちらのブログで
ピア効果をわかりやすく解説 いつの間にか仲間の影響を受けている
周りの環境から学習できるというのは、多くの場合はメリットがありますが、学習性無力感についてはデメリットになってしまいます。
周りが諦めていた人ばかりだと
僕も頑張っても無駄だな。
と学習してしまうのですね。
このように学習性無力感が感染することを集団的無力感といいます。
ブラック企業で働く人がいつまでも辞められない理由は、周りの同僚や先輩が学習性無力感になっているからかもしれません。
そしてその環境は、上司や経営者が意識的に(もしくは無意識のうちに)学習性無力感や集団的無力感を作り出しているのかもしれません。
学習性無力感も3D病も本人は気づいていない事が多いです。
あなたは大丈夫ですか?
学習性無力感からの抜け出し方は次回のブログで解説しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考書籍
コメント