こんにちは!赤羽です。
レンタルサロンsimple(三鷹・阿佐ヶ谷)と上井草すまいる鍼灸整骨院を運営している鍼灸師・柔整師です。
このブログは治療家(鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師等)が成功するための情報を発信しています。
10年前に独立した時に「知っておきたかった!」「知らなくて損した・・・」という情報を、失敗も含めて包み隠さず出しています。
一緒に学んで成功に近づいていきましょう!
独立開業前にマーケティングを学んでおきたいです。
時間とお金がないので、一冊だけ選ぶとしたら何が良いですか?
マーケティングについて一冊で学びたいなら、
「ドリルを売るには穴を売れ」で決まりです!
マーケティングの基本がこの一冊に集約されています。
「新人OLつぶれ賭けの会社をまかされる」は「ドリルを売るには穴を売れ」のマンガ版です。
今回のブログはこんな人にオススメ
- マーケティングを学びたい人
- マーケティングの本を探している人
- 人がなにかを買う理由を知りたい人
- 独立開業しようとしている人
- 鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師・セラピスト
ドリルを売るには穴を売れ
なんか変わったタイトルの本ですね。
なんか意味があるんですか?
この本のタイトルはマーケティングの本質を表しています。
ドリルを買いに来た人はドリルが欲しいのではありません。ドリルで開ける穴が欲しいのです。
??
ちょっとよくわからないです。
ホームセンターにドリルを買いに行く時にあなたが本当に欲しいのはドリルではなく、ドリルで開けた穴です。
何かを作るか、壁に穴をあけて何かを取り付けるための穴を作るために買いますよね。
あなたが欲しいのは穴であって、ドリルではないのです。
ドリル自体には特に価値を感じていないと思います。
ドリルを集めるのが好きとか、ドリルを見ているだけで幸せという、一部のマニアの人だけはドリル自体に価値を感じているかもしれません。
マニア以外の全員にはドリル自体に価値はないでしょう。
このように商品そのものに価値があるのではなく、それを使う時に価値が現れるのです。
商品を売っているのではありません。顧客にとっての価値を売っているのです。
ドリルを売るには穴を売れより
ドリルに限らずあらゆるものをお客さんが買う時には、その商品によって得られる価値を求めて買っているのです。
その顧客にとっての価値を考えることがマーケティングの基本です。
この本はそのようにマーケティングの基本と本質を教えてくれる最高の書籍です。
読みやすい物語形式(あらすじ)
マーケティングの本って難しそうですね。
この本は初心者でも読みやすい物語形式になっています。
専門書を読んだことがない人でも大丈夫です。
あらすじ
転職してきたばかりの新入社員 売多真子(うれた まこ・通称:うれたま)は、ある日突然社長に2ヵ月以内に業績不振のイタリアンレストランの立て直しを命じられる。
2ヵ月以内に業績が回復しなければレストランは閉店になってしまう。
マーケティングについては素人の真子は、初期は何をしていいかわからずただ悪戦苦闘し、見当違いな対策ばかり打ってしまう。
そこで凄腕マーケターである従兄弟の売多勝(うれた まさる)にマーケティングについて相談する事にした。
売多勝は忙しい中奮闘している真子の為に、マーケティングとは何かを体験させながら教えていく。
勝の教えに従いながら、マーケティングを学び成長していく真子。
2ヵ月という期間で真子はイタリアンレストランを立て直すことはできるのか?
ストーリーの進行に合わせながら、具体的なマーケティングを解説してくれます。
舞台は2000年代後半
マーケティングについては最高の本なのですが、唯一の問題点は舞台が2000年代後半で資料や設定が少し古いという所です。
資料として出てくるものも2005~2006年位のものでちょっと古い感じはします。
初版が2007年でスマホが普及する前なので、物語を読むときにも少し違和感を感じるかもしれません。
2022年6月には第32刷まで重版しています。
15年売れ続けているのですからスゴイですね。
人がものを買う理由は今も昔も変わらないので、基本を学ぶには問題ありません。
メルマガもあります
作者の佐藤義典さんは週に2回メルマガを発行しています。
こちらは無料で学べるので、一度お試しください。
私もずっと購読していました。
治療家が売っている商品とは
この本はレストランが舞台という事ですが、私達には関係ないんじゃないですか?
商品は売ってないんで。
もちろん治療家にも役立つマーケティングです。
マーケティングで売っている商品とは、物だけでなくサービスも商品です。
マーケティングは商品を売るためのものです。
商品というとどうしても物質的なものを考えてしまいますが、ここでいう商品とはサービスなども当然含まれます。
- お肉屋さんの商品はお肉
- マクドナルドの売っているものはハンバーガー
- 工具店が売っているのはドリル
このように考えてしまいがちですが、人は買った物そのものが欲しくて買っているわけではありません。
買ったもので得られる価値を買っているのです。
- お肉屋さんでお肉を買うのは、料理を作って家族に喜ばれるため
- マクドナルドでハンバーガーを買うのは、短時間でランチを終わらせるため
- 工具店でドリルを買うのはDIYで棚を作るため
買った物自体ではなく、それによって得られる価値のために買っているのです。
治療家が売っているのも同じです。
- 健康な毎日を過ごす
- 辛い痛みを取る
- 困った症状を無くす
- リラックスの時間を過ごす
このような価値を売っているのです。
決して時間を売っているわけではありません。
顧客に対して提供している価値を売っているのです。
さらにブログでマーケティングを学びたい方は、こちらもチェック
ファンを増やす為の7つの関門 買う時の心の流れ「マインドフロー」とは
続編もあります
「ドリルを売るには穴を売れ」には続編もあります。
真子が今度は社長となってマーケティングしていきます。
続編まで合わせて読むとより理解が深まります。
もっと学びたくなった方はぜひどうぞ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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