ピークエンドの法則 次につながる終わり方を身につけましょう!

マーケティング

こんにちは!赤羽です。
レンタルサロンsimple(三鷹・阿佐ヶ谷)と上井草すまいる鍼灸整骨院を運営している鍼灸師・柔整師です。
このブログは治療家(鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師等)が成功するための情報を発信しています。
私が10年前に独立した時に「知っておきたかった!」「知らなくて損した・・・」という情報を包み隠さず出しています。
専門用語は少なくなるべくわかりやすい様に説明していますので、ここでしっかり基礎知識を付けて一緒に成功に近づいていきましょう!

皆さんは連続ドラマやアニメの第一話を見た時、最後に予告編を見たら続きが気になってしまったこととかありませんか?

主人公が困難を乗り越えて、やっと幸せになりそうなシーン。
背後から怪しい影が忍び寄ってくる。
その怪しい人物にカメラが寄って行って、もうすぐそれが誰だかわかりそうという時に
「続きは来週!!」みたいな感じ良くありますよね。

私は昔、アメリカのドラマ「HEROES」を見てた時は、続きが気になって仕方ありませんでした。

このように盛り上がってきたところで、終わることをピークエンドの法則と言います。

これはドラマやアニメなどの物語だけに使われるわけではなく、実は日常生活でも使えます。

もちろん治療家にもめちゃめちゃ役立つ手法です!

このブログはこんな人にオススメ!

  • ファンを増やしたい人
  • 知識や技術はあるのにリピーターが少ないと感じている人
  • 誰かと仲良くなって人間関係を気付きたい人

それでは早速いきましょう!

日常生活にあるピークエンドの法則

こんなことありませんか?

①友人と飲み会に行って最初はイマイチ盛り上がらなかったが、終わり間際に○○の話ですごく盛り上がってきた。しかし、そこで終電の時間になってしまって、その日は解散した。
その帰り道は次の飲み会が楽しみで仕方ない。

②食事に行ったお店で料理に不備があって不満に思い、それを店員に告げると、とても丁寧に謝罪された。
さらにコーヒーをサービスしてくれた。
それからは今まで以上にそのお店のファンになった。

どちらも「最後に良い体験をしたところで終わっている」という共通点があります。

最後に良い体験をすると、その出来事のすべてを良かったと評価してしまうというものが、ピークエンドの法則なのです。

簡単に言うと

「終わり良ければ総て良し!」

という事ですね。

こんな実験があります

被験者を集めて実験をしました。
被験者には2種類の体験をしてもらいます。
一つ目は

A 冷水に60秒間手を入れてもらう

という実験です。
60秒冷水に手を入れっぱなしっていうのはかなり辛いですね。(勇気のある人は試してみてください)
実際、被験者たちはかなり不快だったようです。

もう一つは

B 冷水に60秒間手を入れてもらう。
60秒経過後、その冷水にお湯をほんの少し足して温めます。(でもまだ十分冷たい)
その冷水に更に30秒間手を入れておいてもらう。

今度は合計90秒です。
少し温めるとはいえ、冷水に手を入れている時間は伸びています。

被験者にはこの2つを体験してもらった後に、

もう一度同じ実験をするならAとBどちらが良いですか?

と質問しました。

すると苦痛の時間がより長かった、Bを選ぶ人が多かったのです。

しかも8割以上の人がBを選んだのです。

先程の実験を言い換えてみましょう。

A 強い苦痛の時間60秒
B 強い苦痛60秒+少しマシな苦痛30秒

文章で見ると、Bを選ぼうという人はいないと思います。
しかし、実際に参加した人は最後に少し苦痛が和らいだBの方が良いと判断したようです。

これはダニエル・カーネマンと言う方が1990年代に行った実験です。
この調査を含む行動経済学という研究でノーベル経済学賞を受賞しました。

そこまでがどんなに大変だったとしても、最後が良ければ全てが良い事だったと感じるのですね。
私も普段からこの手法を活用しています。

私の活用法

私はぎっくり腰等の急性症状を診る時に、検査や施術でどうしても患者さんに痛みを感じさせてしまう事があります。

なるべく痛くないようにしますが、治すにはどうしても必要な時ありますよね。

その様に痛みを伴ってしまう治療の時は、最後に気持ちイイ感じ(優しい)施術を入れるようにしています。
痛い思いをした後に、心地よい施術を入れているのです。

これって先程の冷水実験似てますね。

皆さんもこんな感じの施術方法を、知らず知らずの間に実践してたりしませんか?(行動経済学を知らなくても)

モチロン最後には、相手を気遣ったり、笑顔で話したりして気持ちよく終わるようにしています。

最後の印象が大切ですからね。

一番簡単な活用方法

このピークエンドの法則を活用する簡単な方法で、施術が終わる間際に

残り少しですが、どこか気になる所ありますか

と最後に希望を聞くというのがあります。
その一言で、もしそれまでの施術が普通だったとしても、「すごく良い施術」に変わるかもしれません。

お客さんが帰る時に最高の笑顔で感謝を告げるというのも、とても大事ですね。
最後の瞬間がやっぱり大切です。

まとめ

最後に良い経験があると、全体の印象が良くなります。
逆に最後に嫌な思いをさせてしまうと、全体の印象がとても悪くなってしまいます。
終わり間際を特に意識していきましょう。

終わり以外は「どうでもいい」という訳ではありませんよ!

最後まで読んでくれてありがとうございました。
いつも読んでくれてありがとうございます!

参考資料

ダニエル・カーネマン ファスト&スロー

橋本之克 ヤバイ行動経済学

鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師・セラピスト向けのブログを書いています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました