治療家が「患者さんのために」使えるサンクコストバイアス 

マーケティング

こんにちは!赤羽です。
レンタルサロンsimple(三鷹・阿佐ヶ谷)と上井草すまいる鍼灸整骨院を運営している鍼灸師・柔整師です。
このブログは鍼灸師や柔整師等の施術者の皆さんが独立開業して、成功するための情報を発信しています。

今回もサンクコストバイアスについてです。

今日は実践的なものにしようと思います。

復習

サンクコストバイアスとはすでに支払ってしまったコスト(お金・労力・時間等)を過大に考えてしまう心理のことです。

詳しくはこちらのブログで

治療で使えるサンクコストバイアス

人はすでに支払ったコストを過大評価する傾向があります。

  • ここまで頑張って良くなってきた
  • ここまで続けて来院した
  • 遠くから来た

等のすでに支払ったコストを大切にしたくなります。

治療家としてもせっかく良くなった身体を大切にしてもらいたいですよね。

日常生活での注意点などを伝える時にもサンクコストバイアスが使えます。

ここまで頑張ったのだから、座る時の姿勢に気を付けないともったいないですよ!

と伝えてみてください。

ただ「座る時の姿勢に気を付けてください。」

と言うよりもすでに支払ったコスト(時間、労力、お金)を実感してもらえて、患者さんにもしっかり伝わります。

これは患者さんにも大きなメリットです。

同様にまだ治りきっていない時も、ただ「1ヵ月以内に来院してください」と言うよりも

1ヵ月以内に次の治療を受けないと、今までの分の効果が減ってしまってもったいないですよ。

と言った方が患者さんがサンクコストバイアスを実感し、再来院を促せます。

もちろん脅すのはいけません。

赤羽
赤羽

逆効果です。

患者さんの身体のメリットを考えて伝えてくださいね。

私も治療家としてせっかくここまで良くなったのだから、ムダにしてほしくないなという気持ちになる事が良くあります。

だから伝えるときに、

せっかくここまで良くなったので、ムダにならないように気を付けてくださいね。

いつでもお待ちしています。

とだけ伝えるようにしています。

結果として強く「来てください」と言うより、「もったいない」事を伝えている今の方が再来院につながっています。

そもそも私はあまりグイグイ押すのは苦手です。

患者さんが損しないようにという提案をする方が合っているのです。

グイグイ行くのが苦手なタイプの人には特にお勧めの手法です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

参考文献

大竹文雄・平井啓 医療現場の行動経済学 すれ違う医者と患者

メンタリストDaiGo 一瞬でYESを引き出す心理戦略

橋本之克 ヤバい行動経済学

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