こんにちは赤羽です。
上井草すまいる鍼灸整骨院とレンタルサロンsimpleを経営しています。
このブログでは、治療家(鍼灸師・柔整師・あマ指師・PT・OT・整体師など)の収入アップや独立開業に役立つ内容を発信しています。
私は鍼灸師・柔整師になる前は日本マクドナルド株式会社の社員でした。
マクドナルドにはアルバイト時代を含めて16年在籍していたので、私の中にはマクドナルド式経営術がとことん染み付いています。
私の16年のマクドナルド人生で学んだ、経営術や集客、売上アップ、ホスピタリティなどをこのブログでどんどん紹介していきます。
それでは早速始めましょう!
子どもを狙え
これを読んでいるあなたも「マクドナルドは子供の頃から好きだった」のではないでしょうか?
多くの人が子供の頃から好きだったのはたまたまではありません。
ちゃんと理由があります。
子供は常にマクドナルドに狙われているのです。
といっても物騒な話ではありません。
ではどういうことでしょうか?解説していきます。
藤田田さんはハンバーガーを日本に根づかせるために、あるターゲットを選びました。
子どもです。
「藤田田ってだれ?」という方はこちらのブログをチェックしてください。

当時の大人は「ご飯と味噌汁」で育っているので、なかなか食習慣を変えません。
ハンバーガーは【外国の食べ物】であって、たまに食べることはあっても毎日食べるものではない。
だから最初からメインのターゲットにはしない。
代わりに、味覚が固まる前の子どもに徹底的に食べてもらう。
そうすれば、その子たちが大人になったとき、ハンバーガーは「外国の食べ物」ではなく「慣れ親しんだ味」になっている。
そう考えたのです。
実際、そのとおりになりました。
冒頭で質問した通り、あなたも子供の頃からマクドナルドが好きで、味に馴染みがあることでしょう。
今の日本人にとってマクドナルドは、もう外国料理ではありません。
50年かけて、日本の食文化の一部になったのです。
ハッピーセット
ハッピーセットが他のメニューよりも低価格になってるのもその戦略です。
マクドナルドは常に子供に人気のキャラクターと積極的にコラボしてハッピーセットを展開しています。
キャラクター使用料を支払ったおもちゃを付けているのに、他のメニューより安いのです。
実際ハッピーセットは利益率はかなり低く、ハッピーセットばかり売れていたら利益は出ません。
でも子供は一人でマクドナルドに行けません。親や祖父母がマクドナルドに連れて行くことになります。
親としては「マクドナルドに子供を連れて行く」と感じていますが、マクドナルド側からすると、「子供が親を連れてきてくれる」という感覚なのです。
プレイエリア(旧プレイランド)
店舗によってはプレイエリアを設置している店舗もあります。
滑り台やジャングルジムみたいになっている子供の遊び場です。
子供にとってはこれは最高ですね。
親からしても、子供が遊んでくれている間、ゆっくり食事やコーヒータイムが取れるのはありがたいです。
プレイエリアを利用するのは無料です。
もしかしたらなんの商品も購入していない子供も遊んでいるかもしれません。
それでもいいのです。親が何か買ってるはずなので。
ロナルド・マクドナルド・ハウス(旧ドナルド・マクドナルド・ハウス)
これはマクドナルドとは直接関係ありませんが、説明させてください。
ロナルド・マクドナルド・ハウスは、病気の子どもとその家族のための滞在施設です。
運営しているのは公益財団法人で、マクドナルドは店頭の募金箱などを通じて支援しています。日本マクドナルド株式会社も多額を寄付しています。
全国に12か所、小児科のある大きな病院の近くに設置しています。
日本中には大きな病院でしか手術できない難病を持つ子供がいます。
しかしそういう難しい手術ができるのは、東京や大阪など限られた大都市の病院に限られてしまいます。
病気の子供を持つ親は当然、子供のためなら遠方の病院でも入院させます。
そして入院・手術にはお金がかかります。
「子供の医療費は国からの補助などもあるからそれほど負担はないのでは?」
と思うかもしれません。
確かに子供の医療費は少ないかもしれませんが、親が付き添うための費用は国も自治体もほとんど出してくれません。
小児科に入院したからといって、親も一緒にその病院に泊まれるわけではありません。
でも付き添わないといけない。大都市のホテルに何日も泊まっていたらお金がかかりすぎてしまう。
普段から病気の子供がいることで、他の子供よりたくさんお金がかかっているのに、ホテル代まで手が回らない。
そんな家族のために、病院のすぐ近くに泊まれる施設としてつくられたのがロナルド・マクドナルド・ハウスです。2026年4月からは利用料も無料になりました。
運営は寄付や募金、ボランティアで支えられています。
マクドナルドの店頭にある募金箱や、チャリティーデーのハッピーセット1個につき50円の寄付も、その一部です。
この活動でマクドナルドの利益は1円も無いどころか、寄付までしています。
でもこの活動を通してマクドナルドは子供の味方というイメージは強くなります。
私もこの活動には毎年寄付しています。
少しでも役に立てれば嬉しいです。
未来視点で考える
今は利益が出なくても、20年後、30年後に今の子供たちが親となり、また子供を連れてきてくれます。
目先の売上ではなく、20年後を狙う。
経営には未来視点、長期的視点も大切です。
もちろん目の前のことに対処する短期的視点も必要ですが、長期的な視点もないと先細りになってしまいます。
私たちもこの考えを活用しましょう。
その他、マクドナルドが活用していた手法は藤田田さんの書籍で知ることができます。

治療家も子供と若者を狙え
これは私たち治療家にもそのまま使えます。
昔から子供や部活で怪我した若者が整骨院・接骨院に来るということはよくありました。
鍼灸院の場合は小児鍼という手法がありますが、関西では比較的メジャーでも関東ではかなりマイナーです。
整骨院や鍼灸院のイメージは比較的年齢の高い人向けのビジネスであるのかもしれません。
実際に自分が「鍼灸院、整骨院を経営している」と人に話すと、「高齢化の時代だからいいよね」という反応が返ってくることが多いです。
もちろんある程度年齢が上の人のほうがお金を使えるので、メインのターゲットとしてはいいと思います。
でも10年先、20年先のことを考えるとどうでしょう。
20年後、今60代の方は80代に、70代の方は90代になっています。
なかなか通い続けてもらうのは厳しいですよね。
20年後を考えたら、今の子供や若い人に知ってもらう必要があります。
いつまで自分の治療院を続けるかはその人の考え方次第ですが、長期的に運営するなら未来の顧客にも目を向けていきましょう。
ここから私がこのことから学び、行ってきた事例を紹介します。
学割・U25割
私の治療院では、若者割引をしています。
学生と25歳以下の割引です。
若い人は回復も早いし、定期的に来るというわけではありません。直接の売上アップにはなかなかつながりません。
そんな今は元気な若者も歳を重ねるとそれなりに身体が辛くなります。
ある学生の場合、親御さんも施術を受けに来てくれています。もちろん親御さんは正規の価格です。
他の学生さんの話だと、中学生から大学卒業するまで通ってくれていた人がいました。
大学を卒業し、社会人になってからは来院していませんでしたが、先日久しぶりに来てくれました。
「ボーナスが出たのでやっと来ることができました」
そんなことを言われたら、感動の涙で目が霞んじゃいます。
子供を誘導するしかけ
私の治療院にはおもちゃがたくさん並んでいます。
ちょうど小さい子供の視点の高さに、動くおもちゃや子供が好きなキャラクターの小物を置いています。
子供はそれを見たくてガラスに張り付いて見ています。
今の時代、小さい子供が一人でウロウロしていることはあまりありません。親が付いています。
親は子供を喜ばせるために、院前に来ます。
子供はおもちゃを見ていますが、親は暇です。
その親の視点にはチラシや院の紹介があります。
子供が親を連れてきてくれるのです。
これはマクドナルドと完全に同じ理論です。
まとめ
- 藤田田さんは、食習慣が固まった大人ではなく、味覚が固まる前の子どもをターゲットにした
- その子どもたちが大人になり、ハンバーガーは日本の食文化の一部になった
- ハッピーセットもプレイエリアも、子どもが親を連れてきてくれる仕組み
- 目先の売上ではなく、20年後、30年後のお客さんを育てる
- 治療院も高齢の患者さんだけを見ていると、20年後に先細りする
- 学割・U25割や、子どもの目線に合わせたおもちゃなど、若い世代との接点を今からつくっておく
子どもや若い人は、今すぐの売上にはなりにくいかもしれません。
でも、中学生のときから通ってくれた学生さんが、社会人になって「ボーナスが出たので来ました」と戻ってきてくれる。そんな日が、あなたにもちゃんと来ます。
20年後のあなたの治療院を支えてくれるのは、今の子どもたちです。



コメント