無人化の流れに治療家はどう立ち向かうか?

メンタル・コミュニケーション

こんにちは!赤羽です。
レンタルサロンsimple(三鷹・阿佐ヶ谷)と上井草すまいる鍼灸整骨院を運営している鍼灸師・柔整師です。
このブログは鍼灸師や柔整師等の施術者の皆さんが独立開業して、成功するための情報を発信しています。

このブログを読んでくれているのは、鍼灸師や柔整師、整体などの施術のお仕事をしている方が多いと思います。
そんな施術者の皆さんは、施術者になる前や資格を取る前に他の仕事をしたことありますか?

赤羽
赤羽

私はずっとマクドナルドで働いていました。

アルバイトで7年(高校生1年間・大学生6年間)、社員で8年間の合計15年間マクドナルドで働いていました。

大学が6年間あるのは留年です。。。

そんな私が鍼灸師・柔整師の資格を取ったのは13年前。

という事は鍼灸柔整業界よりもまだマクドナルドの方が長いですね・・・

と、私の話はどうでも良いですね。

色々な業界を見ておこう

そんな飲食業界で長い間働いてきた私なので、飲食業界の動きも気になってしまいます。

このコロナ禍で飲食業界は大きく揺れ動き、大きな転換がありました。

私が注目する最大の変化は、無人化です。

先日、くら寿司に行きました。(くら寿司のシステムの説明なので、最近行った方は読み飛ばしてもらってOKです)

まず店舗に入ると受付機があり、人数を入力すると座席番号の記入されたレシートが出てきます。

座席番号に従い席に付くと、注文は全てタブレットです。

もちろんレーンに流れているお皿を取ることもできます。

注文した寿司はお届けのレーンで送られてきて、食べ終わった皿は回収用の穴に入れます。

食事後はタブレットの会計ボタンを押し、レジに向かうと無人レジがあります。

レジにバーコードを読ませれば、無人でお会計ができます。

この食事の間にお店の人との接点は0。

一応、スタッフはいましたが、特に関わることはありませんでした。

スタッフは困っている人をお手伝いするために待機しているという感じでした。

システムが良くできているので、スタッフの仕事は少なそうでした。

赤羽
赤羽

スタッフ同士のおしゃべりは忙しそうでした・・・

他の日にはしゃぶ葉(すかいらーくグループのしゃぶしゃぶ屋さん)に行きました。

ここでは、最初の席の案内はスタッフでしたが、それ以降の注文は全てタブレット。

鍋をセットしてくれたのはスタッフでしたが、注文した肉や野菜を運んでくるのは、全てネコという配送ロボットでした。

飲食業界では確実に無人化が進んでいます。

また、コンビニも同様、というか更に無人化が進んでいます。無人レジがどんどん増えていますね。

完全無人システムも遠い未来の話ではなさそうです。

人を採用しなければ人件費が大きく削減できます。

人件費削減の効果

人件費削減というと、支払う給料が少なく済むというイメージがありますが、給料以外にも採用費用や教育費用、社会保険等、会社にとって削減できるものは目に見えない部分も大きいです。

採用では広告掲載料の削減+面接する時間+準備する時間などが削減できます。

あとはアルバイトのシフトを組むのにかかる時間なんかも削減できますね。

更に、新人がいなくなるのでトレーニングにかかる時間やコストも削減できます。

広告掲載料だけでなく、マネージャーやトレーナーの人件費も削減できます。

私がマクドナルドのマネージャー時代に苦労したのは、採用とシフト作りとトレーニングプランでした。

そんな苦労もこれからの時代は無くなりそうですね。

というか、上記のような大変な仕事が無くなるという事は

マネージャー自体も不要になってくるのかもしれません。

誰にでもできる仕事はロボット任せの時代ですね。

人を雇わなくなる(少なくなる)と、以下のものが削減されます。

  • スタッフの働いた時間分の給料
  • 採用費用(広告費・面接時間・採用書類作成時間等)
  • トレーニング費用
  • ユニフォーム代
  • スタッフルーム費用(家賃・光熱費)
  • その他、人を管理する費用

このように、人が行っている仕事を機械化すると目に見えない部分まで費用が削減されます。

企業が機械化していくのは当たり前ですね。

施術者も同じ

さて、私達施術者の業界も同じ事が起こると思います。

マッサージ機器はどんどん進化してきて、人間の手ではできない刺激も可能になってきています。

家庭用の物でもすごいものが沢山あります。

治療院で使っている物療機器で今は施術者が使用しているものも、だんだん一般家庭でも使えるようになってくるでしょう。

楽天やアマゾンでもかなり良いものが買えてしまいます。

マッサージチェアもすごい進化しています。

マッサージガンは今後かなり脅威になると思います。

流石に機械が鍼を打つ、お灸を据えるなんてことはまだまだ先かもしれませんが、それに近い他の事はできるようになってきそうですね。

そんな時代になったら、私たちの仕事はどうなるのでしょうか?

個人の時代

これからの時代の施術者が機械に負けないために必要なのは、個人の力です。

技術や知識と言ったものももちろん大事ですが、それだけだと機械には勝てなくなってきます。

機械が人の技術を超えるのは、おそらくそんなに遠い話ではありません。

そんな時代に、求められる施術者は「圧倒的個人力」持つ人です。

圧倒的個人力とは知識や技術だけでなく、信頼や人望、話しやすさ、ユーモアなども含めたあなたにしかない力のことです。

あなただけが持つ強みを独自資源(©佐藤義典)と言います。

どんなに時代が進んでも圧倒的個人力があれば、

あなたにお願いしたい」

「あなただからお願いしたい」

という人は必ずいます。

圧倒的個人力は一朝一夕でつくものではありません。

日々の謙虚な学びの積み重ねが大切です。

あなただけが持つ圧倒的個人力はありますか?

もうすでにあれば、その圧倒的個人力を更に伸ばしていきましょう!

まだ圧倒的個人力が無く、これから身に付けていくのなら一緒に学んできましょう。

私も毎日学んでいる最中です。

一緒に10年後も20年後も必要とされる施術者であり続けましょう!

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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