データに現れない顧客のニーズを見逃すな!【ドリルを売るには穴を売れ】

マーケティング

こんにちは!赤羽です。
レンタルサロンsimple(三鷹・阿佐ヶ谷)と上井草すまいる鍼灸整骨院を運営している鍼灸師・柔整師です。
このブログは治療家(鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師等)が成功するための情報を発信しています。
私が10年前に独立した時に「知っておきたかった!」「知らなくて損した・・・」という情報を包み隠さず出しています。
専門用語は少なくなるべくわかりやすく説明していますので、ここでしっかり基礎知識を付けて一緒に成功に近づいていきましょう!

皆さんは数字に強いですか?

経営者は数字に強い方が良いというのは、どの業種でも同じです。
私は数字が好きで、データを見るのも大好きです。
何か数字を見ると、すぐ分析したくなります。

私もデータを過信してミスってきました。
データは大切だし、役に立つんですが、過信は禁物です。

今回はデータの大切さとデータを過信する怖さを両面から説明します。

今回のブログはこんな人にオススメ

  • データ分析の大切さを知りたい人
  • データで何がわかるのか知りたい人
  • データに頼りすぎる怖さを知りたい人
  • データに現れない部分を考えたい人

それでは早速いきましょう!

治療院のターゲットは?

友人に治療院を経営していると話すと、多くの人に

高齢者が増えているからいいね

とか

おばあちゃんの相手は大変じゃない?

とか言われることがよくあります。

そんな時に私は

うちの来院者で70歳以上の人は約6%で、平均年齢は49歳ですよ。

と答えます。
暇な時にデータ分析するのが趣味なので、よく数値で出しています。
もちろん、売上や来院数、平均単価、1日平均売上、来院頻度などは毎日確認しています。

皆さんも売上や来院者数はすぐに答えられると思いますが、それを構成する要素は把握しているでしょうか?
治療院では問診表を書いてもらえば、年齢、性別、住所というデータは集まりますね。
これらのデータはしっかり活用しましょう。

例えば、高齢者が多いというイメージで広告戦略を立てると、新聞折り込みやポスティング、駅やバスの広告などが浮かびます。
実際のボリュームゾーン(ターゲット)が30~50代なのであれば、上記の広告戦略は超ピント外れで、HPやSNSを充実させたり、PPC広告、SEO対策するほうが有効そうですね。

しっかりターゲットを把握して、有効なアプローチをしましょう。

ターゲットは広い方がいろんな人にアプローチできていいんじゃない?

ターゲットは広すぎると、効果がありません。
ターゲットを狙う針は少なくしましょう。
一本の針を肌に当てれば刺さるけど、剣山の針に手を置いても刺さらないのと同じです。多すぎる針は誰にも刺さりません。

ターゲットを絞る事の重要さはこちらのブログで

自分のライバルを正しく把握して、有効なマーケティングを選ぼう!

釣りをする時には、その魚にあった仕掛けやエサでないと連れませんよね。

どんな魚でも釣れる仕掛け・餌はありません。

どんな魚にもそこそこ人気のエサを付けていても、周りにAの魚用のエサの人、Bの魚用のエサの人、Cの魚用の・・・といたら、どの魚も釣れません。

データを過信してはいけない

しかし、データを分析すれば完璧というわけではありません。
データで分かるのはあくまで数字などのデータです。
人はデータで動いているわけではありません。

イメージしてみましょう。

20代~40代の女性が多く来店するお店があります。どんなお店でしょう?

イメージしてみましょう。

そのお店に来ている20代~40代女性はどんな人ですか?
そして、そのお店は、何を売っている店ですか?

いろいろなお店や人のイメージが浮かんだのではないでしょうか?

  • 働く女性が集まるスーツ屋さんかもしれません。
  • 子育て中のママが集まるおもちゃ屋さんかもしれません。
  • DINKs(今は言わない?)や独身の女性が集まる高級スーパーかもしれません。

20代~40代の多く来るお店というデータでは何屋かすらわかりませんね。

このようにデータだけで分かるものには限りがあります。

人が集まるには理由がある

ニーズを満たしてくれる所に人は集まります。

スーツ屋さんには「ビジネス用の服が欲しい」というニーズに答えているので、20代~40代の働く女性が集まります。

おもちゃ屋さんには「子供と一緒に遊ぶおもちゃが欲しい」というニーズに答えているので、20代~40代のママが集まります。

高級スーパーには「高くても質の高い食材が欲しい」というニーズに答えているので、20代~40代のDINKsや独身女性が集まります。

このように、ターゲットを考える時にはデータだけでなく、ニーズを考えて絞ることが必要なのです。

あなたの治療院は患者さんのどんなニーズに答えていますか?
データに現れない一番大切な情報、それはお客さんのニーズです!

そのニーズを考えると、ターゲットが絞れて、打つべき対策が浮かんできます。
ターゲットを絞って、鋭く刺さるような対策を立てましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考資料

佐藤義典 お客さまには「うれしさ」を売りなさい

佐藤義典 ドリルを売るには穴を売れ

鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師・セラピスト向けのブログを書いています。

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