こんにちは!赤羽です。
レンタルサロンsimple(三鷹・阿佐ヶ谷)と上井草すまいる鍼灸整骨院を運営している鍼灸師・柔整師です。
このブログは治療家(鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師等)が成功するための情報を発信しています。
私が10年前に独立した時に「知っておきたかった!」「知らなくて損した・・・」という情報を包み隠さず出しています。
専門用語は少なくなるべくわかりやすい様に説明していますので、ここでしっかり基礎知識を付けて一緒に成功に近づいていきましょう!
今回は直接マーケティングや経営の知識ではなく、どちらかというと遊びに近いです。
私は頭の中の遊びとしてやってます
私の大好きな頭の中の遊び、フェルミ推定の実践編です!!
フェルミ推定とは、「直感では見当のつかないような荒唐無稽な数量を、知っている知識だけをもとに、合理的な家庭とロジックを駆使して、短時間で概算する方法」です。
つまり、
わかるはずのない数値を頭の中にある情報だけで推測して、数値を予測するという事です。
この説明だけだとわかりにくいと思うので、詳しくはこちらのブログでご確認ください。
今回のブログはこんな人にオススメ!
- 頭の体操をしたい人
- 考える事が好きな人
- 暇つぶしをしたい人
- 独立開業しようとしている人
- 鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師・セラピスト
それでは早速いきましょう!
フェルミ推定好きの日常
ある日、ネット広告であるマッチングアプリが表示されました。
利用率NO.1の恋活・婚活アプリで、累計登録者数1000万人と表記されていました。
1000万人って凄いですよね!
日本の人口は約1億2千万人として12人に1人が登録?
恋活・婚活アプリという事は対象年齢も限られているはず。
と考えると若者のほとんどが登録したことがあるって事でしょうか?
累計なので現在の登録者数でありませんが、それにしてもすごい人数ですね。
そんなことを考えながら、このアプリの利用規約を覗いてました。
登録利用できる条件は、
日本在住で18歳以上、独身で交際相手がいないこと
という事が明記されていました。
この条件に当てはまる人は何人位いるのかな~?
という事で勝手に考えてみました。
フェルミ推定については、こちらの本を参考にしました。
前提情報をまとめる
日本の人口は約1億2千万人。
恋活・婚活アプリという事で、主な対象年齢を18歳~40歳と考えます。
各年齢の人口は覚えていませんが、ちょうどいい前提情報が私の頭の中にありました。
私は昭和48年生まれで、その年はベビーブームのピークでした。
ちょっと前にそんな話を同級生としたので、昭和48年生まれは200万人だったと記憶しています。
それを参考に考えて各年齢の人口を考えてみましょう。
各年齢の推定人口
36~40歳 180万人/年
31~35歳 170万人/年
26~30歳 160万人/年
18~25歳 150万人/年
と考えました。
そして各世代の独身率を考えます。
厳密には男女別で考えた方がより現実的ですが、ここではザックリ男女合わせた比率を推定します。
独身率
36~40歳 25%
31~35歳 40%
26~30歳 65%
18~25歳 90%
最後に未婚者で交際相手のいない比率を50%と推定します。
世代別に分けるのは面倒なので、50%で統一します。
上記を基に計算式を作って考えていきましょう。
(36~40歳、未婚、交際相手無し)180万人×5年×25%
(31~35歳、未婚、交際相手無し)170万人×5年×40%
(26~30歳、未婚、交際相手無し)160万人×5年×65%
(18~25歳、未婚、交際相手無し)150万×7年×90%
でそれぞれの年代別に分けて考えました。これで独身の人数予測が出ます。
人数を計算していきましょう
180万×5×0.25+170万×5×0.4+160万×5×0.65+150万×7×0.9=2030万
計算の結果、18歳~40歳で未婚の人数予想が2030万人になりました。(予想総人口は3600万人)
ここに予想した交際相手のいない比率50%をかけると、1015万人と予想されます。
私が出した予想は対象人数1015万人でした。
ということはこのアプリは、対象となる人のほとんど全員が登録しているって事になりますね。
私の予想が正しければですが・・・
答え合わせ
それでは答え合わせしてみましょう。
総務省統計局の2019年(3年前)のデータによると、15~37歳の人口は2910万人でした。(3年前なので、年齢をスライドさせています。2019年の15歳が2022年の18歳)
私の推定では対象人口は3600万人でしたので、ちょっとオーバーしてしまいました。
また、同データでは未婚者の比率は
20~24歳が89%(私の予想90%〈18~25歳〉)
25~29歳は64%(65%〈26~30歳〉)
30~34歳は39%(40%〈31~35歳〉)
35~39歳は29%(25%〈36~40歳〉)
という結果で、
未婚率は自分でもびっくりする位当たっていました!
厳密に言うと離婚や死別は含まれていませんが、細かい事はここでは無視します。
同データでわかっている所をまとめると20~39歳の未婚人口は1597万人となりました。
ここに18歳、19歳、40歳の未婚者人数を加算します。
18歳の人口が107万人、19歳の人口も107万人でした。この年代はほぼ独身と考えます。
40歳の人口は149万人なので、35~39歳の未婚率(29%)をかけて43万人とします。
これで、対象人口が1854万人という事がわかりました。
私の推定では2030万人でした。
厳密な数字はあっていませんが、近い数値ですね。
流石に交際相手がいるかいないかのデータはありませでした。
もし、私の予想の通り交際者がいない比率が50%だとしたら、このアプリの対象者は927万人になります。
私はこのアプリの対象者が1015万人と予想していました。これはほぼ正解と言える近さです。
フェルミ推定の目的は正しい数値を出すことではなく、論理的に考える事です。
そのため、数値の大幅な違いが無ければOKなのです。
まとめ
フェルミ推定では、答えの数字はあまり問題ではありません。
桁が違う、倍以上や半分以下の数値等、大幅に違わない限り数値はどうでもいい事のです。
その答えを出すまでの過程が大切なのです。
どちらにしてもその答えを知ったところで、あまり役に立たない事が多いですからね。
ただ、その考え方を身に付けることが世の中の様々な事を考えることに役に立ちます。
特に経営者は常に見えない物を考えなくてはいけないので、この考え方がとても大切になってきます。
経営者になっている人も、これから経営者になる人も一緒にフェルミ推定を楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
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