こんにちは!赤羽です。
レンタルサロンsimple(三鷹・阿佐ヶ谷)と上井草すまいる鍼灸整骨院を運営している鍼灸師・柔整師です。
このブログは治療家(鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師等)が成功するための情報を発信しています。
10年前に独立した時に「知っておきたかった!」「知らなくて損した・・・」という情報を、失敗も含めて包み隠さず出しています。
一緒に学んで成功に近づいていきましょう!
独立開業したんですが、これからどういう戦略でマーケティングしていけばいいですか?
マーケティング戦略を考える時に大切なのはBASiCSです!
ベーシックス??なんですかそれ?
戦略を考える上で必要な5つの要素(B・A・S・C・S)の頭文字をとったものです。
小文字になってるiはちょっとおまけです。
今回はMBA&中小企業診断士の佐藤義典氏の著書にあるマーケティング戦略を、治療家にも使い易い様に説明していきます。
今回のブログはこんな人にオススメ!
- マーケティングを学びたい人
- 売れたい人
- 戦略を考える必要がある人
- 独立開業した人、する人
- 鍼灸師・柔整師・あマ指師・整体師・セラピスト
戦略とは
戦略とは経営者が考えなくてはならない長期的な戦い方です。
似ているようで違うのは戦術です。
- 戦術とはその場その場での戦い方のこと
- 戦略とは長期的な視点での戦い方のこと
例えると
- 今月の売り上げを上げる方法を考えるのが戦術
- この先ずっと売り上げを上げ続ける方法を考えるのが戦略
どちらも大切ですが、経営者は戦略を持たないとその場その場の戦いしかできなくなってしまいます。
BASiCSとは
BASiCSとは佐藤義典氏の著書「お客さまにはうれしさを売りなさい」や「新人OL社長になって会社を立て直す」で紹介されているマーケティング戦略です。
「新人OL社長になって会社を立て直す」はマーケティング本のベストセラー「ドリルを売るには穴を売れ」の続編です。
ドリルを売るには穴を売れについて詳しくは一冊でマーケティングの基本が学べる本 「ドリルを売るには穴を売れ」をご確認ください。
お客さまはうれしさを買っている
人が物やサービスを買う時はそれが自分にもたらしてくれる「うれしさ」を得るために買います。
例えばドリルを買う人はドリル自体が欲しいのではなく、ドリルで開けた穴が欲しいのです。
ドリルで穴をあけた事で何かを作ったり、便利にするという「うれしさ」のためにドリルを買っています。
ドリルマニアには使わないで眺めている人もいますよ。
そういう人もドリルを眺める、触るという「うれしさ」のためにドリルを買っています。
その「うれしさ」を得られるものをお客様が選び、買うのです。
だから「ドリルを売るには穴を売れ」なんですね。
そのお客様に選ばれる5つの理由がBASiCSです。
B Battlefield(戦場・競合)
Battlefieldとは戦場・競合という意味で、どこでビジネスをするかということです。
自分のお店や治療院のある場所、地域や業種などがこれに含まれます。
戦場・競合がどこかを考える時の基本は
顧客に同じうれしさを提供する他の選択肢は何か?
です。
自分が休みの時、代用として顧客はどこに行くか?何を買うか?と考えた時に出てくる店や商品たちが戦場・競合になります。
戦場・競合についてはこちらのブログをどうぞ。
A Asset(独自資源)
Assetとは独自資源の事です。
独自資源という言葉はあまり聞くことが無いかもしれません。
言葉を分解すると「自分にしか持っていない資源」となります。
つまりどういうことかと言うと
独自資源とはあなたの強みを競合がマネできない理由。
自社にしかない強みの源ですね。
治療家の場合は
- 自分にしかできない技術
- 自分だけができるサービス
- 自分という人柄
等になります。
詳しくはこちらのブログで
S Strength(強み)
Strengthとは自分が持っている強みの事です。
強みを言葉で表すと
お客さまが競合ではなく、自社を選ぶ理由
です。
なんとなく得意な事とか売っているものというだけではなく、お客さまがなぜ競合ではなく自分の所に来てくれているのかという事です。
強みと独自資源は密接につながっています。
多くの場合、お客さまが競合ではなくあなたを選ぶ理由は、あなたに独自資源があるからです。
治療家の場合の強みは
- 技術力
- 知識
- 経験
- 立地
- 価格
等になります。
C Customer(顧客)
Customerは顧客・お客様という意味です。
これはわかりやすいですが、注意点もあります。
顧客というのはただ買ってくれた人、来てくれている人というだけで考えてはいけません。
戦略として顧客を考える時は
どんな人がどんな時に取んなうれしさを求めるか?
を必ず考えて戦略を立てなくてはなりません。
治療家の場合の顧客は
- どんな症状の人か?
- どういう辛さの人か?
- 何を求めて来る人か?
等になります。
S Selling message(メッセージ)
Selling messageとは売る時のメッセージです。
自社の商品を売るために考える見せ方です。
独自資源、強みを
- お客様にどう伝えるか?
- どうやって知ってもらうか?
という事です。
メッセージを考える時に大切なのは
独自のうれしさを顧客にどう伝えると刺さるか?
を考える必要があります。
治療家の場合のメッセージは
- 広告や看板
- 施術中の会話
- 治療や健康の大切さを発信する
- ブログやSNS
等になります。
持っている資格によっては広告制限などがあって「メッセージが伝えにくい」と考える人もいるかもしれません。
しかし広告はメッセージのごく一部です。
しっかり考えてメッセージを使っていきましょう。
キャッチフレーズを付けるのもお勧めです。
戦略がないと
短期的には戦略がなくても何とかなるかもしれません。
しかし治療家として自立していくなら長期的な視点が大切です。
今月だけ売れればいいではなく、何年間も続けていけるにはどうすべきかを考えるのが経営者です。
戦国時代だと一部隊を任されていた武将に必要なのは戦術ですが、その国の大将に必要なのは戦略です。
プチ開業やフリーランスを始めたらあなたは経営者です。
大将としてしっかり戦略を持ちましょう!
最後までお読みいただき有難うございました。
戦略を立てるお手伝いもしています。
コメント